ウェッズスポーツ・セレブV-2

ウェッズスポーツ・セレブV-2 

2003年7月作成


16インチにインチアップ

 CFアコード・トルネオの純正ホイールは15インチ、しかも扁平率60というきわめて古典的なサイズです。アルテッツァやアテンザだって16〜18インチです。見た目にもショボイです。実際の走行性能はそんなに不満がないのですが、アコード購入時からインチアップは検討していました。一時期ヤフオクで16インチのゲバルトメッシュ(7J +50)を入手したものの、重たく、軽量ホイールに興味が出てきたので、結局装着することなく売却しました。
 その後中古でOZレーシングのクロノ(15in 6.5J +46)は手に入れたんですが、インチアップは捨てがたく、いろいろ捜していました。そのうち…

 溝がないよ…

 購入から1年半、約2万キロ走行したら、あらま、溝がなくなってしまいました(´Д`) こいつは危ない。スリップサイン寸前です。サイドの溝は既になくなってるし。そんなわけで急遽タイヤを買うことになったんですが、それならついでにインチアップしようと、オークションやら中古パーツ屋で探しました。でもないんですよこれが。まず16インチというのが中途半端なのか数が少なく、CFアコードは今時4穴というハンディ、さらに純正のオフセットが+55という特殊な物のため、選択肢がほとんどないんです。アコード・トルネオ乗りの皆さんはかなり苦労してらっしゃいます。

 そんなある日、ついに出会ってしまいました。何げにオークションページを開いていると、新品ホイールが出展されています。16インチ、4/5穴マルチ、オフセット+48と、とりあえず装着できそうです。オフセットがちょっと心配でしたが。それが、ウェッズスポーツのセレブV-2でした。アコードにもこのホイールのユーザーさんがいたのでまあ大丈夫かなと。通常のガンメタ塗装と、メッキ塗装の2種類が出品されてましたが(出品者は違った)、メッキのほうが1万円ほど安いスタートです、1人既に入札してました。ダメもとで入札したら、その後値上がりもなく終了してしまい(笑)、見事落札。

 出品者が業者さんだったため、タイヤもつけてもらうことに。
 タイヤは2種類、ブリヂストンのポテンザG3と、ファルケンのZIEX512。ポテンザが1本1万1千円で、ファルケンが9千円でした。ポテンザの方ですが、言わずとしれた最高峰スポーツタイヤ…ではなく(最高峰はRE-01ですね)、どうやら名前だけのタイヤらしく、各所であまり評判は良くありません(スポーツタイヤとして見た場合ですが)。一方、ファルケンの方は、スポーツ&コンフォートという中間の性格のタイヤで、それまでのヨコハマDNA GPのロードノイズと乗り心地に不満があったのと、ファルケンはインチアップ・ローダウンに対応したフェンダーにタイヤが当たりづらいラウンド構造ということで、ファルケンを選択しました。
 ちなみに、組み込み、バランス工賃は無料だったので、タイヤ自体が安いのもあって、かなり格安で入手できました。多分、その辺のショップだったら、タイヤ+バランス工賃だけで終わりそうな値段でした。


インプレ(見た目編)

 早速取り付けです。新品ホイールはきれいでいいですね。一応スポーティな車を目指してるので、メッキホイールはどうかと思いましたが、まあこれはこれでありでしょう。メッキとはいえ、スポークで、ローターがよく見えるデザイン。ブレーキ系の冷却がよさげです。どちらかというとスポコン的な雰囲気ですね。車はコンパクトじゃないですが(爆)
 心配していたはみ出しも、多分大丈夫、きっと大丈夫(笑) ツライチです。唯一心残りなのが、フェンダーへのヒットですが、一応クリアランスは3cmあるので、激しい突き上げがない限り大丈夫かな。ナット取り付けの際、このホイール十字レンチが入りづらいんです。要注意。
 ちなみに重量は、それまでのモデューロ15インチと比較して、わずかに重いかな?と言う程度で、走行性能にはあまり支障なさそうです。


インプレ(走行編)

 走りだして気付いたのが、ロードノイズが静かだと言うこと。DNA GPよりずっと静か。さすがコンフォートだけあります。期待していた直進性の向上はさほどではありません。ハンドルも重くなった印象はありません。これはどうもスポーツ&コンフォートというタイヤの性格が出ているように思います。トレッド面がDNA GPと比較してラウンドしているため、実際の接地面積はそれほど変わっていないのかも。インチアップしたにもかかわらず、乗り心地は15インチの時と変わらず、というかむしろわずかに良くなった感じです。段差の突き上げがマイルドになったような。タイヤ一つでこれだけ変わるんですね。さすがコンフォートタイヤ。
 いつもの道でちょっと速めの速度でコーナリングすると、おっとっと(汗)テールが滑る感じ…DNA GPと比較してグリップが良くない! 剛性感もDNAよりは落ちる感じです。ちょっと失敗だなぁ。確かに静かで乗り心地はいいけど、グリップしないのはイカンなぁ。単純に幅広タイヤになったのでグリップが落ちたと言うよりは、性能差ですね。やはりDNA GPクラスのタイヤの方がよいかも。ウェット路面も走ってみましたが、タイヤが食いついてない感じでちょっと怖い。DNA GPのウェット性能の良さが改めて分かりました。あんなに溝がないのに、ファルケンよりグリップしてたもんなぁ。ゆっくり走れってことだな。
 このタイヤは完全にドレスアップ向けタイヤですね。とっとと減らして次のタイヤへ(爆)


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